東武アーバンパークライン・船橋駅〜柏駅間の列車が2026年度末からワンマン運転へ、ホーム柵・防犯カメラで安全確保

東武鉄道は6月12日、東武アーバンパークライン(柏〜船橋駅間・営業キロ19.8km)において、2026年度末からワンマン運転を実施すると発表しました。
少子高齢化・労働人口の減少による鉄道事業環境の変化に対応し、持続的な輸送サービスを確立するための取り組みです。
ワンマン運転とは?何が変わるのか
現在の東武アーバンパークラインは運転士と車掌が乗務する2名体制で運行されていますが、ワンマン運転に移行すると運転士1名が運転とドアの開閉を担う体制になります。
乗客にとって直接目に見える変化は車掌がいなくなることですが、安全性を担保するためにさまざまな設備が整備されます。
全駅にホーム柵を設置、車内には防犯カメラ100%配備
安全対策として、柏〜船橋駅間の全駅にホーム柵(可動式・固定式)とホーム監視装置が2026年度末までに設置されます。
ホーム監視装置は固定式ホーム柵の開口部をセンサで照査し、乗客がホーム端部に近づくと注意喚起放送を流すとともに列車や駅に通報する装置です。
車両には乗降確認モニタ(車内ITVモニタ)が設置され、運転士は着座したまま車両側面カメラの映像でドアの安全を確認できます。車内防犯カメラも100%配備されます。
さらに、車内の非常通話装置(非常ボタン)を押すと乗務員と直接通話でき、乗務員が応答できない場合は運転指令に自動転送される仕組みも導入されます。乗務員が乗務員室を離れる際には、運転指令から車内放送で案内することも可能です。
10月から訓練開始、対象車両は60000系・80000系
2026年10月以降、乗務員訓練のため一部通常列車で運転士によるドア扱いの訓練が始まります。対象車両は60000系改造車両(5両)と80000系車両(5両)で、臨時列車等の特別な場合を除く全列車が対象となります。
ワンマン運転への移行は全国の鉄道で広がりつつある流れです。船橋駅という主要ターミナルを含む区間での実施に向け、ホーム柵の整備など利用者の安全に配慮した準備が着々と進んでいます。










